個別指導は、一人一人に合ったカリキュラムを作るのですが、事前に雰囲気を知りたい方のために、指導例を紹介いたします。
英語
- 単語小テスト
暗記範囲を指定し、小テストで確認します。
入試対策としては、基本的に文や文章付きの単語帳を使用しています。長文の中で単語を覚えることで、コロケーション(語と語の繋がり)を理解し、読解力をつけ、過去の単語の復習を行います。
単語は、1秒以内に解答できるのを目標とします。思い出すのに5秒も10秒もかかるようでは、読解スピードを著しく低下させ、リスニングでは使いものにならないからです。
使用教材例: 速読英単語シリーズ、キクタンシリーズ
- 和訳演習
宿題として事前に答案を提出してもらい、あらかじめ確認しておくことで、必要なポイントに絞って解説を行います。
小テスト課題で速読力を、この和訳課題では正確な読みを行う力を養います。
使用教材例: 英文問題精講シリーズ、英文解釈の技術
- 英訳演習
和訳と同様に事前に答案を提出してもらい、それに基づいて解説を行います。
知っている英語の表現を増やすとともに、文法の理解度を自分で使えるレベルまで高めます。
使用教材例: 関正生の英作文ポラリス、英作文問題精講シリーズ
- 文法解説・演習
入試対策としては、文法は、和訳演習や英訳演習の中で学習していくことが多いですが、大きく抜けているところがあったり、目標とする大学で文法問題の比率が高い場合は、時間を取って、解説・演習を行います。
定期テスト対策など、新規の文法事項を学習した場合も、必要に応じて解説・演習を行います。
使用教材例: 英文法・語法 良問 500シリーズ、英文法問題精講シリーズ
- 長文演習
和訳、英訳、文法問題、文意理解、要約など、あらゆる要素を含む演習です。基礎的な力がついた後や入試まで数ケ月を切ってから行うことが多いです。
使用教材例: 英語長文問題精講シリーズ、大学過去問
数学
数学は、多くの場合、事前に問題を解いて提出してもらい、間違えた箇所の解説を中心に行っています。また、学校や自習で解いた問題などで質問があれば、解説を行います。
よく使う教材例を以下に挙げます。
- スタンダードシリーズ
数研出版の教科書傍用問題集です。学校で使用している教科書に応じて4stepなど類似の問題集を使用することもあります。
新しい単元を学習中の生徒様の定期テスト対策や数学が苦手で基本から復習する必要がある場合、社会人の学び直しでほとんど忘れてしまっている場合などに使用することが多いです。
- チャートシリーズ
定期テスト対策、入試対策、ともに使いやすい問題集です。
学校で使用している場合や数学に苦手意識がそれほどない場合の定期テスト対策、大学入試の基礎固めに黄チャートや青チャートを使用することが多いです。
- 良問プラチカ
理系の中堅校以上、文系の上位校を狙う場合に使用しています。
文系用と理系用があるのですが、(IIICは別として)なぜか文系用の方が難しいものが多いので、文理問わず生徒様に必要と思われる問題を選んで出題しています。
- 共通テスト模試過去問
各予備校が販売している共通テスト模試の過去問です。共通テストは始まって歴史が浅く、過去問の量が少ないので、共通テストの配分が高い受験生用に演習量を補うために使用しています。
- 過去問
志望校の他に、レベルや出題形式が似た大学の過去問を選択して出題しています。